〔674〕 無題

友人の死を通して、ふと人生とは何か、死とは何か、を考えるようになってきた。

現世では地位やお金にこだわって生きているけれど、我々はお金を持って死ねる訳ではない。そういう物は現世だけのものであって、死後はまったく関係ない世界なのだ。

その人を偲ぶ時、その人がどれだけお金を持っていたかとか、どんなブランドのバッグを持っていたかなんてことは思い出さない。思い出すのはその人の人柄だとか、その人からしてもらって良かったこととか。そう、そういうことの方が重要なんだなって。

彼の葬儀に行った時、彼を偲んでやってきた人々が本当に素晴らしい人々ばかりで、こういう人達に囲まれて、彼は幸せな人生だったんだな、と思った。そういうのが一番幸せな生き方なんでないかなって。

人はこの世に何かをする為に生まれてきていると言う。
音楽家である私は、ピアノを弾く事で神に仕えているのだ、と言う。
彼は自分が牧師になるべきか、と神父に相談をしたそうな。そうしたら神父の答えは『君は音楽家として演奏をすることで人々に癒しを与えている訳で、それはすでに牧師というものだ』というものだった。

彼は90歳まで生きる人の半分の生涯だったが、それだけ早く神からGOサインが出たのかなって。

お通夜で頂いたカードに書いてあった。
Don't grieve for me, for now I'm free. I'm following the path God laid for me. (中略)My life's been full, savored much, good friends, good times, a loved one's touch. Lift up your heart and share with me God wanted me now, God set me free.

そう思ったら、彼の微笑んでいる顔が見えた。

私もこれからの人生が楽しみになってきた。

笑顔で頑張ろうっと。
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Commented by norip at 2009-11-19 13:16 x
この急な出来事におどろいたけど、とてもpeacefulでとてもいい人達に囲まれたお通夜だったみたいで、彼の人柄が伺えるね。私もいい人間になろう・・・漠然としたstatementですけど・・・
Commented by karol1 at 2009-11-20 02:07
★norip
Statementをどうもありがとう。私達は音楽を通じて人々と関わっているんだなって。noripも同じだよ。またお茶でも!
by karol1 | 2009-11-19 03:08 | Comments(2)