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キャロルの日記 / ピアノスタジオ・ジャコメッティ

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15年のNY暮らしの後、結婚を機に東京へ。そしてピアノスタジオ・ジャコメッティを開設。そんなキャロルの普段の生活をリポートします。

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〔032〕 アメリカでのビザの話

今年で、在米満10年となるキャロルは、ちょっとしたビザのエキスパート(?)です。

だから、今日は、ちょっとアメリカでの法律(ビザ)のお話をしてみましょうか。


そう、アメリカに滞在するには、我々外国人はビザをきちんとしないと合法には住むことは出来ません。

キャロルも、初めは『留学』だったので、『学生ビザ』(F1ビザ)で渡航しました。
初めは、大学院も決まっていなかったので、1年のビザで来たけれど、
大学院に入学が決まったら、すぐにポーンと5年のビザが更新されました。
さすがに、『大学』に入ると強いですね~。

学生ビザは、その名の通り、『学生』のビザなので、その学校外で働くことは出来ません。
でも、大学内なら働けるのです。
キャロルは、院時代も、大学内で教えることが出来たので、ラッキーでした。

さて、問題は、卒業後の『就職ビザ』です。

これは、企業がスポンサーになってもらう必要があります。
要するに、自分を雇ってもらう企業に、就労ビザのスポンサーになってもらう事が必要なのです。(そうしないと、合法に働くことは出来ません)

もちろん、キャロルもこの方法で働いています。

卒業して、就職先が決まって、さて、働き始めましょう、というのと同時に、移民法弁護士と会って、いろいろと書類を作成して、移民局から正式な許可が出てから、初めて働く事ができるのです。

その『就労ビザ』(H1B)の取得は、専門の弁護士を通す必要があり、素人では簡単には取れませんが、企業がしっかりしていれば、まず問題はないでしょう。
これは3年のビザが出ます。

その3年が終わると、また今度は同じH1Bビザ(就労ビザ)の延長をします。
それにも、また同じ移民弁護士を通して、書類を移民局に送り、そこから正式な許可が出て・・という同じプロセスを踏みます。

それも、キャロルはしてきました。

就労ビザの延長は計6年が最長。
でも、だいたいその頃になると、在米10年選手になっている事が多く、
そろそろ『グリーンカード』(永住権取得)が視野に入って来る頃になります。

その『グリーンカード取得』には
大きく分けて、3種類のやり方があります。

1.企業がスポンサーになり、グリーンカード申請。
2.アメリカ人と結婚して、グリーンカード取得。
3.特殊な技術や芸術の分野で長けてる人として行う、グリーンカード申請。


この中で、最も早くて確実に取得出来るのは、ご存知のとおり2番のアメリカ市民と結婚です。


・・・実は、私も、担当の弁護士さんに、『結婚』を勧められました。
「君のように聡明で、素敵な女性なら、相手には困らないでしょう。」なんて、本気で言われましたから。。。 


でも、今の時代は女性も『結婚』には頼りたくない、という人も多くなっているはずです。
実際、私の友達でも、『アメリカ人の彼氏がいるけれど、相手に借りが出来るようだから、ビザのことは自分で出来るなら、なるべくなら自分でやりたい』、と言ってましたから。


話は横に反れましたが、
アメリカに居たいのであれば、いずれかの方法を取らなくてはならないでしょう。


昨日、職場での、このビザ/グリーンカードについて、明るい情報が見えてきました。 続きは次回に。
by karol1 | 2007-03-02 21:11 | 普通の日記

by キャロル