2013年 10月 26日
慶応義塾ワグネルソサエティーオーケストラ
こんにちは、キャロルです。
昨夜は慶応義塾ワグネルソサエティーオーケストラ公演に行ってきました。
慶応義塾大学の伝統あるオーケストラとして有名ですが、
第210回定期公演という数にも驚きました。
結成は1901年(明治34年)だそうで、たいへんな歴史を感じます。
そして、今回のプログラムはたいへん意欲的なものでした。
まずは今、人気のある若手作曲家『藤倉大』のBanitzaGroove!という作品の日本初演、
から始まり、ラヴェルの古風なメヌエット、
そしてストラヴィンスキーのバレエ組曲『火の鳥』。
そして後半はベルリオーズの幻想交響曲でした。
指揮者は金聖響さん。
場所は東京芸術劇場でした。
東京芸術劇場といえば、このホールのオープニングのこけら落とし公演で、この舞台に立ったの事を、今でも鮮明に覚えています。
あれは、1990年の秋でした。
当時、桐朋学園高校音楽科の1年に入ったばかりだった私達(ピアノ科)が、
新たしく出来たばかりの東京芸術劇場のこけら落とし公演で演奏する、
マーラーの交響曲全曲演奏会の合唱(児童)パートに抜擢され、
なんと、イギリスの世界一流オーケストラである、『フィルハーモニア管弦楽団』
そして指揮はジュゼッペ・シノーポリさんと、
共演することが出来たのです。
あの時、緊張した面持ちで舞台から見た客席は、とてつもなく広く感じたものでした。
(当時16歳になったばかりでした)
あれから、海外にてカーネギーホールや世界の様々なホールを見てから、
再び日本に戻ってきて、こうして同じホールに戻ってくる、というのも、
なんだか感慨深いものがありましたよ。
話は脱線いたしましたが、
慶応義塾ワグネルソサエティー、素晴らしい熱演でした。
私もこの9月からアマチュアオーケストラに入団し、毎週練習をしているのですが、
(しかもヴァイオリンで!)
これだけオーケストラで仕上げて行くというのは、どれだけたいへんなのかを知っているだけに、
心から素晴らしいな、と思える演奏会でした。
それから、ストラヴィンスキーの『火の鳥』は、
私も大好きな曲であり、
実際にNYで活動していた時に、オーケストラの一員として演奏していた曲でした。
この曲はグリッサンドがたくさん使われていて、
しかもそれがフォルテシモ(大きな音で)と書かれているので、
たいへん苦労したのを記憶しています。
オーケストラの中で、他の楽器の中で音が聞こえるようにする為には、
それはそれは大きな音で演奏しなければ、何も聞こえません。
それがグリッサンドな訳ですから、
何度も爪と指の間から血が出てしまい、最後には指だけ取り外しが出来る手袋を使用していましたっけ。
そんなその当時の楽しい記憶も、フラッシュバックして来ましたよ。
それにしても、やはりオーケストラというのは良いですね。
それではまた。
キャロル
昨夜は慶応義塾ワグネルソサエティーオーケストラ公演に行ってきました。
慶応義塾大学の伝統あるオーケストラとして有名ですが、
第210回定期公演という数にも驚きました。
結成は1901年(明治34年)だそうで、たいへんな歴史を感じます。
そして、今回のプログラムはたいへん意欲的なものでした。
まずは今、人気のある若手作曲家『藤倉大』のBanitzaGroove!という作品の日本初演、
から始まり、ラヴェルの古風なメヌエット、
そしてストラヴィンスキーのバレエ組曲『火の鳥』。
そして後半はベルリオーズの幻想交響曲でした。
指揮者は金聖響さん。
場所は東京芸術劇場でした。
東京芸術劇場といえば、このホールのオープニングのこけら落とし公演で、この舞台に立ったの事を、今でも鮮明に覚えています。
あれは、1990年の秋でした。
当時、桐朋学園高校音楽科の1年に入ったばかりだった私達(ピアノ科)が、
新たしく出来たばかりの東京芸術劇場のこけら落とし公演で演奏する、
マーラーの交響曲全曲演奏会の合唱(児童)パートに抜擢され、
なんと、イギリスの世界一流オーケストラである、『フィルハーモニア管弦楽団』
そして指揮はジュゼッペ・シノーポリさんと、
共演することが出来たのです。
あの時、緊張した面持ちで舞台から見た客席は、とてつもなく広く感じたものでした。
(当時16歳になったばかりでした)
あれから、海外にてカーネギーホールや世界の様々なホールを見てから、
再び日本に戻ってきて、こうして同じホールに戻ってくる、というのも、
なんだか感慨深いものがありましたよ。
話は脱線いたしましたが、
慶応義塾ワグネルソサエティー、素晴らしい熱演でした。
私もこの9月からアマチュアオーケストラに入団し、毎週練習をしているのですが、
(しかもヴァイオリンで!)
これだけオーケストラで仕上げて行くというのは、どれだけたいへんなのかを知っているだけに、
心から素晴らしいな、と思える演奏会でした。
それから、ストラヴィンスキーの『火の鳥』は、
私も大好きな曲であり、
実際にNYで活動していた時に、オーケストラの一員として演奏していた曲でした。
この曲はグリッサンドがたくさん使われていて、
しかもそれがフォルテシモ(大きな音で)と書かれているので、
たいへん苦労したのを記憶しています。
オーケストラの中で、他の楽器の中で音が聞こえるようにする為には、
それはそれは大きな音で演奏しなければ、何も聞こえません。
それがグリッサンドな訳ですから、
何度も爪と指の間から血が出てしまい、最後には指だけ取り外しが出来る手袋を使用していましたっけ。
そんなその当時の楽しい記憶も、フラッシュバックして来ましたよ。
それにしても、やはりオーケストラというのは良いですね。
それではまた。
キャロル
by karol1
| 2013-10-26 23:44
| コンサート関連